不調のシャープメビウス PC-BJ140M をタダで戴く(コンダクティブペンの登場)

代引きでコンダクティブペンが到着する。Chemtronics Conductive Pen - Standard Tip CW2200STP とある。
ブリュスタパックの内側には13カ国語で簡単な説明書きがあって、日本語もある。その中で、「…空気にさらして処理した場合は121℃から149℃の温度で45分、熱で処理した場合は同温度で5分後に伝導性は最大限に達する」 何?これ、普通に乾燥させただけじゃダメなの?? でもこの文はちょっとおかしい。
「室温なら45分、121℃から149℃に加熱すれば5分で乾燥する」と言いたいのだということにしておこう。英文のほうもそのように書いてあるようだし。

説明にしたがって紙の上に書いてみる。ペン先を紙に押し付けながら弾力性のあるペンの胴体をギュッとつまむと銀色の液体が出てくる。と同時にペンをゆっくり這わせて回路を書いていくのである。その書いた跡がミミズばれのように盛り上がっている。書けたら乾かす。
なぜ紙に書いたか? それはストーブにかざして高温で乾かすためである。3分ぐらいで乾いてしまったので5cmぐらいの距離の抵抗を測ってみると2~5Ωぐらいである。今度の使用目的には十分すぎる導電性だ。

さて、書いた導体の上を紙でこすってみると、おやおや銀の粉が取れてくる。銀粉を固めているもの、バインダーが弱いらしい。説明書きの最後には「オーバーコートペンを使用する」とある。ネットでもコンダクティブペンと同時に販売していたが、値段を見たら手が出なかった。で、コンダクティブペンの成分は何だろう。
1. silver
2. polypropylene glycol methyl ether acetate
3. ethylene glycol monobutyl ether acetate
4. n-butyl acetate
5. acrylic resin
1は導体としての成分、銀である。5はアクリル樹脂のことで銀のバインダーであり、2~4は溶剤である。この手の溶剤は火気厳禁であり、また毒性があることが多い。中でも4は人間にはヤバそうな物質らしい。あまり匂いをかがないように作業しなければならない。甘いいいにおいがするのだけど。
待てよ、さっきのストーブでの乾燥、ヤバかったな!

アクリル樹脂は室温でただ溶剤を飛ばしただけでは弱いのだろうか。加熱乾燥すれば強くなるのかもしれない。そこで加熱器を作ってみることにする。都合よく適当なアルミの材料があったのでこれに25Ω30Wの抵抗を発熱体にして、上下からはさみ込むようにして加熱する。ケース(加熱台)はダンボール紙のにわか作りだ。
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いくつかの試験片にコンダクティブペンでパターン(回路)をつなぎ、加熱乾燥させては導通を測る。温度は100~110℃ぐらいになるように電圧調整をする。20分程度加熱して試験片が縮んだり変形したりしないかもチェックする。
いくつかやってみて分かったことは加熱乾燥で抵抗値が下がる傾向にあることだ。これは歓迎すべき傾向だ。しかし摩擦強度は変わりばえしない。紙でこすれば銀が粉になって取れてくる。加熱前よりも若干取れにくいかな… という程度だ。
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電気的には十分だがこすれに対する強度を上げたい。加熱乾燥したコンダクティブペンの導体を覆うように瞬間接着剤を塗ってみる。乾いてから抵抗を測るがほとんど変化していない。しかし接着性がよいのだが盛り上がりがさらに大きくなり、キーボードのシートに使うにはかなり厳しい。導体の盛り上がりさえ削らなければいけないかなと思っているくらいなのだ。
接着剤を塗った部分を無理にカールさせると割れてかさぶたを取ったみたいになった。内部に接着剤がしみ込んでいなかったから導通が確保できていたのかな?

サンハヤトのレジストインク(絶縁塗料)がある。スプレー式でもう15年以上も前のものだと思うが、まだ中身が残っている。これを吹きかけてみた。ところが分離しているのだろうか塗りムラができる。何度か吹き付けと乾燥を繰り返してみるがどうもうまくない。
もう…  あれこれ思い悩むのは止めて、本番に行こう。


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