ラ・マリウス

2005年9月30日午後、旅行社のツアーに参加し初めて広島に入る。 厳島神社に参拝後、広島市内の駅前近くのホテルに到着、もう夕食の時間帯に近い。 この時間はまだ暑い。

格安ツアーゆえ夕食は自由、いや「夕食は自分でお金を出して食べなさい」である。 とはいっても、どこで何を食べられるのか分からない人には、「お好み村」までバスで送り届けてくれる。 広島名物お好み焼きを ということである。 お好み焼きを夕食にするつもりはないが、私たちもそのバスに乗った。

バスは八丁堀交差点から中央通を南下し3つ目の信号を過ぎたところで止った。 そこで全員が降り、中央通を横断してお好み村へ向かったが、私たちはネットで検索した情報を頼りに、そのさらに2つ先の信号(三川町交差点?)を左に曲がり細くなった道に入る。 そこから40~50m、十字路をひとつ過ぎて左にバルビルを見つけた。 入り口の看板で5階にラ・マリウスがあることを確認、エレベータに乗った。

5階が最上階、エレベータのドアが開くと、そこはいきなり「欧風台所 ラ・マリウス」の店内なのでちょっと驚く。 天井や壁は白、よく見るとコンクリの地肌にペンキ塗装のようだ。 そのゴツゴツさが中央の木でできたカウンターのぬくもり感と対照的だが似合っている。 壁にはいくつか絵が飾ってある。

ちょうど午後6時、店内に人気がない。 だいじょうぶかな?まだかな?と思いつつ「「こんにちは」と呼んでみる。 奥からがっちりとした、しかし優しそうな顔をした外国人男性が現れた。 二言三言、ちゃんと日本語が通じる。 この人が店名にもなっているマリウス・ミストレツ氏だ。 営業中だそうで、安どして窓際のテーブルに着いた。 

窓が開いている。 外は夕闇が迫って、周りのビルのネオンや明かりがきれいだ。 下のほうから車の音や時おり人の声が聞こえてくる。 初めて来た広島の空気を感じながらも、前から知っていたような居心地の良さを味わっていた。
マリウス氏が何やらパソコンを操作している。 すると聴きなれない曲が流れてきた。 中東あたりのような感じ、あるいは北欧の音楽なんだろうか。 エキゾチックな雰囲気を味わう。

店内を撮影させてもらった。 光量が足りないため、使い慣れない新しいデジカメをいじくり回し、四苦八苦して撮影した。 家に帰ってから見て気がついた。 微笑んでいるマリウス氏が写っている。
画像


シェリー、ペペロンチーノ、その後ビールを注文、連れは焼酎の炭酸割、明太子のクリームソース、そしてコーラを注文。 しばらくしてマリウス氏が突然やってきて、イスに登って「エイヤッ」とばかりに窓際天井付近のワイン棚(?)からボトルを取り出す。 こっちは「おおおっ」と思ってしまった。

ピリリと香り高いペペロンチーノがうまい。 連れには少々量が多かったか明太子のクリームソース、分けてもらったら、ふんわりとしたクリームの味と明太子の海の香りが合ってこれがなかなかうまい。 シェリーがまわっていい気分だ。

お客さんも次々に入ってきてにぎやかになる。 いつの間にか女将さん(美佐さん)の姿もある。 「さっき広島に着いて夕食にやってきました」と言うと驚いたようす。 「また来てくださいね」と名刺をもらった。

2時間近くがあっという間だった。 駅前のホテルまで1.5kmぐらいを歩いて戻る。 広島にしばらく居座って、ラ・マリウスのメニューを全部味わってみたい、そんな気分だった。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント