内蔵電池の漏液防止?

パソコンに内蔵している小さな2次電池はだいたいカレンダー時計用である。例の東芝ノートパソコン、DynaBook Satellite Pro 440CDXにはボタン電池を組み合わせた時計用の3.6V30mAのニッケル水素パックと、やはりボタン電池12個を組み合わせて7.2V110mAのパックも内蔵しているが、これは何だろう? スタンバイ/レジューム用か? 取扱説明書では補助用となっているが・・・ 余談だがこの取説はとってもチンケだ。ハードウェアスペックさえ載っていない。

内蔵バッテリーの寿命が尽きたか過充電の賜物かは分からないが、長年使っていると液漏れを起こす割合がなり高い。全部が全部でないにしても、バッテリが劣化してくると液漏れを起こして電解液がリード線の内部を伝って染み出し、やがてコネクタやその周辺の配線に広がって腐食させる。ハードディスクやディスプレイのバックライトの寿命を云々する一方で、たかだか数百円のバッテリーが十数万円也のパソコンを使い物にならなくするなんて、まったくバカげた話だ。

電解液がリード線内部をつたうのは、リード線の導体が複数の細い銅線をより合わせた構造だからである。より合わせた銅線と銅線との間には隙間があり、気体や液体はそこを通り抜けることができるのである。したがってここを埋めてしまえば、少なくともリード線内部を通って出てくることは予防できることになる。
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すでにトラブルが発生したのはしょうがないが、まだバッテリが正常なら予防する作業は簡単である。リード線の途中を切断し、改めて半田付けするのである。半田付け部分の絶縁のためには、半田付けの前に絶縁チューブなどを通しておくが、今回は瞬間接着剤で半田付け周りを固めた。こうすることでリード線からの液漏れをシャットアウトしようという魂胆である。
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1999年製のノートパソコンがあるので早速やってみた。内蔵バッテリーはまだ大丈夫だったが今年の6月で丸7年の使用になる。処理しておく価値は十分にあると思う。バッテリー本体は筐体隅のポケットのようなところに納まっており、本体からの液漏れがあっても回路までには電解液が達しないはずだ。特別な理由はないがバッテリー本体にはナイロン袋の切れ端を一巻きしてある。

リード線からの液漏れだけを予防しても、バッテリー本体からの液漏れも考慮する必要がある。バッテリー本体がボード上にセットされるようになっていたり、液漏れが回路に達するような構造では、当然ながらそれも防ぐ方法が必要だ。とはいえ、バッテリー本体を密閉するようなことは危険である。

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この記事へのコメント

MAMO
2007年11月11日 16:33
ダイナブック・サテライト・200CDを復活させようと思い探していたらこのブログにヒットしました。なかなか為になる記事があって感心しております。
記事中のバッテリーの事なのですが、CMOS3.6V30mAとハイバネーション7.2V110mAの配線が電池パックを外す際に切れてしまいまして。
どちらが2極・3極のコネクタだったか判らなくなってしまいました。
宜しければご教授ねがいます。
cavtot
2007年11月11日 21:41
MAMOさん、コメントありがとうございます。
さっそくですが、サテライトプロ440CDXもバッテリーも処分してしまって、現在はどのバッテリーのコネクタが3極だったかは分かりません。
虫眼鏡で見るなどして、切れてしまった部分のコネクタとリード線との切れ具合、赤・黒の線の長さの違いや断面のようすなどから、どのコネクタにつながっていたかが分かりませんでしょうか?
この程度の返事しかできなくてすみません。
MAMO
2007年11月13日 19:42
こちらこそコメントありがとうございます。
バッテリーは汚いのですぐに捨ててしまって…ですが、電源入れて電圧計れば良いことに気が付きました。何事もやってみるのはいい事ですね♪がんばって復活させます☆