ヴェンチャーズ テレビ衛星に乗る

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ベンチャーズといえば? -「テケテケテケのエレキサウンドだね」と即座に答えられる、これほど明快なアーティストはないのではないだろうか。

手元にある25cm盤の赤いレコード(LOB 8)は「ヴェンチャーズ、テレビ衛星に乗る」とタイトルされて、1963年6月に日本で発売された。値段が1000円となっている。当時21歳、14歳年上の叔父が買ったものである。63年当時の1000円は現在ではどれぐらいの貨幣価値になるのであろうか。 画用紙をちょっと厚くしたような紙ジャケットで、レコードの厚み分を保つようにジャケット内部の背中の部分に、太さ1.5mmほどの竹ひごが張りつけてあるのが、また何とも言えない。

このアルバムの元は、アメリカで前年の62年11月(63年1月5日と書いてあるところもある)に発売された「ザ・ベンチャーズ・プレイ・テルスター、ザ・ロンリー・ブル」というアルバムである。「ヴェンチャーズ、テレビ衛星に乗る」では25cmのレコードには収まらないためなのか、この中の「日曜はダメよ」と「グリーン・オニオンズ」が外された、10曲だけがカッティングされて東芝音楽工業から発売された。

その元となった「ザ・ベンチャーズ・プレイ・テルスター、ザ・ロンリー・ブル」は、日本でのベンチャーズの発売権利が東芝からキングレコードに移ったのを記念に、「ヴェンチャーズ、テレビ衛星に乗る」から15年経った78年に発売されている。もちろん、当時収録された「テルスター」「悲しき闘牛」「メキシコ」「夢のカルカッタ」「アパッチ」「日曜はダメよ」「テキーラ」「グリーン・オニオンズ」「パーコレーター」「レッド・リバー・ロック」「ドラムをたたけ」「ラスト・ナイト」12曲全曲が収められている(GXH 36)。キングレコードはこのとき、このアルバムを含むベンチャーズのオリジナルアルバム10枚を一気に復活させている。

99年になって、待っていた「ヴェンチャーズ、テレビ衛星に乗る」のCDがようやく出た。なんと「ザ・ベンチャーズ・プレイ・テルスター、ザ・ロンリー・ブル」と「ザ・ベンチャーズ・プレイ・ザ・カントリー・クラシックス」が丸ごと入っており、しかもボーナストラック付きというありがたいアルバム(TOCP-65229)になっている。この年、ベンチャーズ結成40周年ということで東芝EMI(あれれ?)から10枚のタイトルが発売されている。

「ザ・ベンチャーズ・プレイ・ザ・カントリー・クラシックス」は、日本では「パンハンドル・ラグ」と「シュガーフット・ラグ」の2曲を外した25cm盤アルバムを、「ヴェンチャーズ・西部に行く」というタイトルで発売されたそうだ。 なお、78年にキングレコードが発売した10枚の中に、「ザ・ベンチャーズ・プレイ・ザ・カントリー・クラシックス」は入っていなかった。

ベンチャーズの爽快なエレキサウンドは、40年以上経った今でも古さを感じさせない。聞いているうちに元気が出てくるから不思議だ。

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