思わぬ伏兵、グラボのファン

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RAID、RAIDでドライブやケーブルを差し替えるため、サイドパネルは開けっ放しだ。 室温15℃前後の冷ややかな環境にあって、やかましいCPUファンががなり立てて回っている必要もないと思い、BIOS の SMART CPU FAN 機能をENABLEにした。 閾値は55℃、つまりCPU温度が55℃を超えたらCPUファンの回転を上げる、という設定である。

サイドパネルを開けた状態での使用だと内部は20℃くらい、CPUは45~48℃ぐらいにしかならない。 この設定で回転数が2500rpmぐらいから2100rpmぐらいに落ち、静かになった。 が、それとは違う何かうるさい音があることに気が付いた。 そしてその音の出どころがグラフィックボードにあることを発見した。

グラフィックボード(GIGABYTE GV-NX57128D)のファンの音はそんなに大きくはないのだが、小さいファンにつき物のかなり甲高く、かつジャーというような音を含んでいる。 今までCPUファンばかりに気を取られて聞き逃していたようだ。 このファンは、吸い込み口に何か物が近づいて、給気が遮られそうになるとさらに甲高くなり、どこか「寄らば斬るぞ」あるいは「弱い犬ほどよく吼える」に似ていないでもない(笑)。

とにかく発見したからには放っておけない。 早速ボードを外し、まずフィンの間にねじ込まれたタップビスを緩めて、ファンガードを外してしまう。 これだけでも邪魔なものがなくなって、回転音も少しは収まるはずだ。 ここまで来たらとことん、ファン本体もヒートシンクから外してしまう。 そして固定子取り付け側(裏)のシールをはがし、ファン脱落防止のための、シャフトのCリングを外す。 樹脂製なのでピンセットなどで端っこから引っ張ってやるとペロリと簡単に取れる。 そうするとあとはファンを固定子から引き抜ける。

このファンは1ベアリングだった。 つまり、1つのボールベアリングとメタル軸受けの組み合わせで出来ている。 ボールベアリングは高速回転が得意だが騒音に関してはあまり良くないのに対し、メタル軸受けは高速回転は苦手だが音が静かと一般的に言われる。 だからジャーという音はベアリングからと相場は決まっているが、しかしそれにしても「まだ新品のうちからこの有様かよ」って言いたくなる。

対策はやはり注油しかない。 高回転していることでもあるし、(車の)エンジンオイルを注油してやる。 ベアリングにはカバーの隙間から、メタル軸受けには軸に接触する部分に、針先につけたほんのちょっとのエンジンオイルを、染みこんでくれーと念じながら(笑)注油する。 ベアリングには製造時にグリースが充填されることが多く、またメタル軸受けも多孔質な構造の銅合金(だったかな?)にオイルを染みこませてある(含油メタル)ので、どちらも違う性質のオイルを付けるのは問題かもしれないが、まあ、そんな小難しいことは抜きにして静かになればOKとしよう。

さて、注油したら元に戻そう。 固定子にファンを取り付けて手で回してみるが変わった様子はない(当たり前か)。シャフトについていたCリングは外したままにしておく。 固定子とファンのマグネットとが引き合っていて、自然に抜け落ちることはまずない。 ファンガードは不要だが円周部を残し、それ以外は全部切り取ってしまって付けた。

グラボをマシンに取りつけパワーオン、前より静かになった気がする。 いや、しばらくするとジャーという音がほとんどしなくなった。 注油後しばらく放っておくべきだったか。


※ 画像の右一番上がファンガード、ネジ止めの枠だけになっている。中の黒い円板は切り取ったギガバイトのロゴ、フロントパネルにエンブレムとして貼り付けておこうかな。 右中が固定子(ステーター)。右下が回転子(ローター)一体のファン。

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