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zoom RSS 鈴木由里さんの手記「ともしび」 1977年放送分

<<   作成日時 : 2016/08/15 11:28   >>

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小沢純さんという方から当ブログへいただいたコメントで、Youtubeへのリンクが紹介されています。 そのページでは、小島一慶さんのパックインミュージックで1972年から毎年放送されていた、鈴木由里さんの手記「ともしび」の1977年に放送されたものの録音が、聞くことができます。

小島一慶さんが担当したパックインミュージック(火曜パック)は、1971年から1977年9月いっぱいまでです。 つまり、「ともしび」の放送は1977年が最後でした。

朗読は、初回1972年の放送を録音したものを毎回放送するという形式で行われました。 が、1976年には放送されなかった部分が1977年に放送されていたことが、小沢純さんの録音を聞いて分かりましたのでその部分と、1977年の一慶さんの語りの部分とを書き起してみました。
(初回の放送の録音部分というのは「えー、、、2時を回りました。〜 」から始まる、点線−−−−− の囲みの部分です。)





17歳の骨肉腫で死んだ鈴木由里さんの手記を、皆さんにお届けします。
それでは、ちょっと音声悪いですが、その時のテープをどうぞ。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
えー、、、2時を回りました。
ぼくのいま、机の上に、え、横浜市のおくつゆうこさんから送られてきた、え、そしておくつさんの友達だった鈴木由里さんの「ともしび」というタイトルが付いた大学ノートが1冊あります。
昭和47年2月からの、鈴木由里さんの日記です。
でこの鈴木由里さんというのはこの火曜パックを聞いててくださった中には、ええ、、、ご存知の方もあると思うんです。2回ほどお手紙をご紹介しました。
肉腫でした。そして、足を切断しました。そして今度は目の手術を受けなければいけない。だけども、頑張ってる。そういうお手紙を何回か紹介しました。
その鈴木由里ちゃんが、ちょうど先週の火曜日の、、午後11時23分に、他界しました。
前日まで彼女が一所懸命、大学ノートに書いたこの手記を、ぼくは預かりました。これから皆さんにご紹介していきたいと思います。
ほんとはぼくは自信がないのです、この、この大学ノートをね、、最後まで読み切れるかどうか。だけど一生懸命読みます。なるべく冷静に読んでいきたいと思います、聞いてください。


〜 日記朗読 〜


(ソングサングブルー)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

火曜パック小島一慶で、鈴木由里さんの手記をご紹介しましたが、もうこのあといつもぼくは、何言っていいのかわかんなくなってしまって、、、きょうの、んん、、、なんてのかなー、今まで気がつかなくて今日気がついたことは、、、んん、、、「私は平凡な奥さんになりたい」と言ったところで、、、彼女は、自転車に乗ってマーケットへ買い物へ行く。そうなんだよね、、あのときには、片足がなかったんだよね。で、んん、だけど自分は自転車に乗っていきたいんだっていうことを、彼女は言っていたのかっていうのに、今日初めて気がつきました。
空回りしていることばに、空回りしている詩に確かな鼓動がほしいって、、、ほんとにすごいなぁ、あのこは。。と思いました。
もうぼくしゃべれないから、もう1回「悲しきシェール」を聞いてください、あ違うんだ「悲しきジプシー」だ。
(悲しきジプシー)
(テーマ曲)
パックも359回お送りして、きたんですがこれで。やっぱりこの、鈴木由里さんの、大学ノートとめぐり合ったことは、ぼくにとって、とてもショックで、そして、とても素晴らしいできごとだったと思います。
いま、、、ちょっと考えてたんですが、あの、、いろーんな人が、きっとこのパックはずっと聞いててくれてて、それであの日記の中に出てきた、おくつゆうこさん。あの日記の中に出てきた、おしおつねよちゃん。こういう子はぼくの深夜放送が始まったころの初期の常連で、、彼女達からも、今は手紙は来ないけれど、きっと、元気に暮らしてると思います。
それから、赤いポストちゃんていう喘息の女の子がいて、、注射、、打たないと苦しいんだけど、何とか注射を我慢して、頑張ります。それもたしかぼくが土曜パックをやっていたころの女の子でした。
3枚羽根のちょうちょうさんていう人もいた、、その子もやはり片足を切断しちゃって、、こんなペンネーム付けてほしくないってぼくが言った覚えがあります。
それからチビクロサンボくんていうのがいて、こいつは、バイタリティーがあふれてて、んん、、いつもなんて言うのかな、、けっこう貧乏してるみたいだったんだけど、楽しい手紙と、そして、彼が深夜放送も聞かれないよっていうときに、、「今までの日記を一慶さんに見てください」 やっぱりもらいました。
まだいますね、ピンクのムカデちゃんていうのもいましたね。ピンクのムカデちゃんていうのは、やはり土曜パックのころ、あら、時間です。じゃまた来週。ありがとうございました。





以上が1977年の放送分ですが、小沢純さんとは連絡が取れないまま、承諾を得ないで文字化しております。

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
 文字起こしありがとうございます。YouTube にこちらへのリンクを追加しました。
 最初の放送が 1972 だったんですね。 45年かぁ
夏になると思い出す録音です。
小沢純
2016/09/01 13:40
ああ、よかった。
小沢純さん、いろいろとありがとうございます。ご覧のようにブログにしてしまいました。



なんでもかんでも
2016/09/01 17:25
「ともしび」に寄せる想い

感謝の言葉より、きっと自分にとっての「ともしび」が何者なのかを語ることこそがトピッカーの激励につながると信じて、コメントを書こう!

感激なのだ。
いまも、深夜放送で流れるイッケーさんの朗読の声が聞こえる。
一生懸命に、丁寧に、リスナーに彼女の手記を正確に伝えようとする誠実なイッケーさんの声。
40年経っても、色あせずに残っているものですね。

偶然遭遇して衝撃を受けたのは中学1年の時だったか。
当時、まだパックインミュージックもよく知らなかったんだけど、TBSラジオの日曜深夜0時にやっていた、深夜版ラジオ漫画「走れダンテツ」の語り役だった特徴のある声を知っていて、妙にシリアスなこの手記の朗読は、当時の自分にはすごい衝撃だった。

何が衝撃って、「命と向き合って生きていくことの凄まじさ」を感じたのだ。
当時の自分には判らなかったけれど、今、この歳にして思うと、そういうことだったのだと思う。
(続く)
ねろ
2016/09/06 13:44
二度目に聞いたのが、中2か中3のとき。
この頃、この時代、深夜放送には独特の魅力があった。
ちょうど夏休みだったこともあって年に一度の朗読の日にヒットした。
もっとも、毎年この手記を朗読してるなんて知らなかったから、「あっ!!! これだ。これが前に聴いた、あの手記だったんだ!!」と、もう一度衝撃を受けてしまった。
最初から最後まで聴いたのは、このときだったと思う。
そのときの放送では、イッケーさんが、これまでラジオでは紹介しなかった彼女からの手紙を読んでくれたと記憶してる。(内容は覚えてない)
(続く)
ねろ
2016/09/06 13:45
それから、もう一度この朗読を聴いてる。イッケーパックの最終回で、高校1年か2年だった。
この時の放送は良く覚えてて、愛川欣也さんが冒頭に電話で登場したり、「星は何でも知っている」のチャイナバージョンの歌を唄う娘さんが登場したり、それから久米宏さんがイッケーさんを脅かす谷中の墓地レポートの再放送なんかもあった。
井上ひさしさんの「新釈遠野物語」や「くじらくん」の絵本の回想の話が出てきて、「あっ、どっちも生で聴いてたゾ」って、少し嬉しかったのを覚えてる。
(こんだけ記憶に残ってるってことは、テープに録音していたんだな、きっと)

ちなみに、バンマッコイとザスタイリスティックスの『Love is the answere』とシェールの『悲しきジプシー』のレコードは、今も我が家の納戸の隅に残っている。
この2つはmy favorite songsなのだ。
もちろん、今ではようつべでこれら音楽を拾うことができる。幸せなことですな。

ありがとうございました。m(..)m
ねろ
2016/09/06 13:45
ねろさん、コメントをありがとうございます!

私は当時深夜放送をいろいろ聞いたはずなんですが、どこへ忘れてきたのか覚えているのは、この一慶さんの「ともしび」だけになってしまいました。
上のブログの記事中、「Youtubeへのリンク」の部分をクリックすると、小沢純さんがアップされた火曜パックの「ともしび」を聞くことができます。
40年も過ぎてあのときの小島一慶さん朗読の「ともしび」が聞けるなんて思いもよらない、いい時代になったと思いますが、この一慶さんの語り口が「ともしび」合っていると思います。

一慶さんの谷中墓地のレポートも、Youtubeの小沢純さんのページで聞くことができます。

なんでもかんでも
2016/09/06 21:40

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