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zoom RSS KAF-A55の、HeadphoneSetup ってなんだ?

<<   作成日時 : 2013/03/15 21:26   >>

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KAF-A55では「使用するヘッドホンに合わせて最適な音質になるよう設定」できるとあり、 Standard(一般的なヘッドホン)、Headphone1(インナーイヤーヘッドホン)、Headphone2(カナル型ヘッドホン)が選べる。 ふ〜ん、KAFはヘッドホン使用を重視しているということなのかなぁ。

そこで、というわけではないが、まずヘッドホン出力のボリューム目盛と減衰を調べた。 USBメモリーから100Hz0dBを再生してヘッドホン出力をSE-U55のアナログ入力で受け、DigiOnSoundのレベルメーターで見る。 普通、数十Ωのヘッドホンがつながるところ、ここではSE-U55とDMMだけ。 ヘッドホン出力にしてみれば無負荷も同然だ。 ヘッドホン出力にミニジャックを接続すると、ボリューム目盛は自動的に33目盛目がMAXになる。

目盛   dB
MAX   0    
32    -1
31    -2
30    -3
29    -4
28    -5
27    -6
26     -7
25     -8
24    -9
23    -10(0.359V∞Ω)(100Hz0dB)
22    -11
21    -12
20    -13
19    -14
18    -15
17    -16
16    -17
15    -18
14    -19
13    -20
12    -21
11    -23
10    -25
 9    -27
 8    -30
 7    -33
 6    -37
 5    -41
 4    -46
 3    -52
 2    -59
 1    -68

100Hz0dBの信号で、ボリュームの目盛ゼロからDigiOnSoundのレベルを読んでいくと、目盛24から上は急にレベルの増え方が少なくなる。 この信号ではヘッドホンアンプが飽和を始めるからで、ここが出力電圧の限界である。 だからその直前の目盛23まではどんな音でも歪なく出力できることになる。 で、電圧をDMMで測定すると無負荷で0.359Vぐらいであった。
これより上の目盛については100Hz-20dBの信号を使って目盛MAXまでの出力を調べた。

ちなみに出力インピーダンスは(無負荷で0.318Vの出力の時100Ωの抵抗負荷で測ったところ0.294Vだったことから)およそ8Ωである。 ただし出力インピーダンスが純抵抗と仮定しての値であるし、そもそも測定している電圧が低いのでDMMの表示している値そのものが怪しいかもしれない。

最大出力0.359V、出力インピーダンス8Ωということは、ヘッドホンに出力できる電力はだいたい、
16Ωだと3.6mW、
32Ωだと2.6mW、
64Ωだと1.6mW、
150Ωだと0.8mW、
600Ωでは0.2mWとなる。
持っているヘッドホン(ソニーMDR-EX32LP、16Ω、100dB/mW、カナル型)では、ボリューム目盛10〜13ぐらいで聴くことが多い。 すると、だいたい0.3mWってとこなのかな。
伝送路をモニタしたりするレシーバでは600Ωだったりするが、そのタイプだと音圧感度が同じとしても最大でも0.2mWしか使えないので音量的に苦しいかもしれない。(並なヘッドホンを使ってくださいということ?)


出力レベルについてはこの辺でやめておいて、HeadphoneSetupを調べてみたい。 例によってUSBメモリに保存したホワイトノイズを再生しFFT分析したものである。 負荷は100Ωのダミー抵抗である。 グラフの、グレーがStandard(一般的なヘッドホン)、紫がHeadphone1(インナーイヤーヘッドホン)、緑がHeadphone2(カナル型ヘッドホン)である。
画像


Standardは平坦な特性になっている。 「一般的な」という意味は、特性にクセがないから何を使ってもいいよということだろうか、それともインナーイヤー型とカナル型はちゃんと合わせて聴くとして、他はどうでもいいやということなのか、とツッコミたいがやめておこう。 
平坦とはいっても低域、それも可聴帯域外の低域では、スピーカーよりも減衰を大きくしてある。 また、20kHzに近いところも若干下げてあるが、これも聞こえない領域のことである。

Headphone1、Headphone2とも見た通りの特性になっている。 どちらも20Hzから下の不要な(?)低域はバッサリと切り捨ててある。 Headphone1は200Hz付近を下げてあり、Headphone2は300Hz付近を持ち上げてある。 また、Headphone1は4kHz付近を持ち上げ、Headphone2は8kHz付近を落としてある。 グラフ上からは、両者が逆の特性を持つ傾向があるかのように見え、この差は大きいように思う。

ヘッドホンはカナル型しか持っていないため、これでStandard、Headphone1、Headphone2を聴き比べてみるが、どれもそんなに違和感がない。 それよりもカナル型は、耳穴への装着状態の違いによる音質変化の方が気になる。 自分としては、ドンシャリ目の音がほしいと思った時にはHeadphone1、大人し目の音がほしいと思った時にはHeadphone2を使うかもしれない。

この機能はなかったらなかったで別にかまわない気もするが、「耳のいい」人にはヘッドホンのタイプに応じてきっちり切り替えて使う、ありがたい機能なんだろうな・・   と、どうもすっきりしない結末。


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