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zoom RSS TA-E88をながめていて思うこと

<<   作成日時 : 2012/07/12 23:29   >>

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タンタルコンデンサーの短絡故障がきっかけでE88をじっくり見渡したところ、いくつか問題を見つけてしまった。

まずは31V電源ラインに入っている、タンタルコンデンサーのあまりにも余裕のない使い方。 松尾電機の注意書きによれば、このような低インピーダンスの回路では動作電圧の2倍以上、推奨は3倍の耐圧が必要とのこと。 近頃は63V耐圧のタンタルもあるから2倍を確保できるが、E88開発時には50V耐圧もなかったのだろうか。 だったらタンタルを使うべきではなかったと思う。

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次はヘッドアンプの電源。 回路図では整流基板での平滑後の出力電圧は16Vとなっている。 ここに使われているコンデンサーは1000uF16Vで耐圧が定格いっぱいである。 定格で使ってもすぐには壊れないとしても、故障率が高くなるので常識的に25V耐圧品が採用される。 もちろん、今回は25Vの物に替えた。
そういう意味では、44V平滑回路に入っているコンデンサーも50V耐圧では心もとない。 63Vに替えたいところだが手持ちがないので、TA-E88の修理で取り付けたドロップ抵抗用基板上に10Ω程度の抵抗を入れて、整流後電圧を40Vぐらいに落とした。

31V定電圧電源のシリーズトランジスタに、回路図では2SC1061(Q704、Q754)と2SA671(Q715、Q765)を使用していることになっているが、実際には2SD759・2SB719が使われている。 この2組の大きな違いはコレクタ-エミッタ間の最大電圧で、2SC1061・2SA671が50Vで、2SD759・2SB719では160Vなので、製作段階では耐電圧の余裕のある後者が選ばれたと考えられる。

一応この3件、そのうちコンデンサーがらみの2件は製品になって出てしまっている。 開発グループの中にはベテランもいれば駆けだしもいるだろうが、このコンデンサーの耐圧問題は自分のような素人でもわかる初歩的なものと思う。 
それが解決されないまま製品が世に出てしまったのが悲しい。


(一部記述に間違いがあり、再編集しました2012.7.13)


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